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愛撫
「あ、あぁ…!ゃぁ、あ、ああっ…!」
訳も分からないまま、何か大きな波が押し寄せてくる。
「ベリ…アル様ぁ、こわ…ぃ、」
恐い、助けて、恐いと繰り返す自分の声など、まるで届いていない様に、ベリアル様は口での愛撫をけして止めてくれない。
それどころか、懇願すれば懇願する程に激しく追い上げられていく。
「ああっ、だめ…、ぁっ、あっー」
瞬間、頭が真っ白になる。
何が起こったのか理解できずに、肩で息をする。
そして、ようやく、ずるりとベリアル様の唇が離れていき、その感覚にさえ身悶えた。
「気持ち良かったですか?」
自分が排泄したものをベリアル様が飲んでしまったのかと、恥ずかしさと罪悪感に涙が滲む。
それでも、言葉を発する気力が無くて、こくりと頷いた。
「そうやって素直にしていれば、可愛がってあげますよ。まぁ、もっとも、最初は痛いだろうがな」
「ぁ…ベリアル様…」
「痛みを和らげてやる媚薬もあるが、そんな勿体ない事はしない。お前の悲鳴は耳に心地良いからな」
そう言ってベリアル様は、うっとりする程、優しい微笑みを浮かべた。
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