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優しくしてほしい
じっと、見つめるベリアル様に何だか照れてしまう。
「べ、ベリアル様。あの…」
恥ずかしいのを誤魔化 す様に口を開けば、ベリアル様のお顔が近づいてきて唇で塞がれる。
最初の時みたいに舌が入り込んできて、ゆっくりと口腔内 を舐 っていく。
「ん…ふっ……ん…」
チュ、チュ…と濡れた音が部屋に響いて、恥ずかしさにたまらなくなる。
解放されれば、息苦しさにはぁはぁと息を吸い込んだ。
けれど、自分が感じているのは、恥ずかしさと息苦しさだけではなくて…。
「ベリアル様…は…、何だか、体が変です…」
ゾクゾクとした体の疼きを感じてしまう。
「ふぅん?どんな風に変なんです?」
「何だか、体が熱いです…あ…!」
着ている衣の前を開けさせられ、前が全てベリアル様に曝 かれてしまう。
「コレは何です?」
「ひゃんっ!」
急にベリアル様に股間を指で弾かれて、衝撃に涙が溢れる。
「たかだか口づけ程度で、この様に膨らませて。まるで、淫魔の様ですね?」
大好きなベリアル様にキスしてもらって、気持ちよくて、訳が分からなくて。
ベリアル様の言葉に弾かれた場所を見れば、そこは触れてもいないのに、ベリアル様の言うようにいっぱいに膨れ上がっていた。
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