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戯れ
自分の溢れさせたもので濡れた性器を、ベリアル様がゆるゆると扱き始めた。
そこを焦らす様に責められて、先走りがどんどん溢れてくる。
ベリアル様が手を動かす度に、くちゅくちゅと恥ずかしい音が聞こえるのに耳を覆いたくなるけれど、縛られた両手ではそれも叶わなかった。
「ひっ…ん…あっ、あっ…」
「気持ちいいんですか?」
「…は、あっ…、お許し下さいっ…」
自分がベリアル様の手で気持ちよくなっている事を口に出すのはあまりにも恥ずかしくて、ぎゅっと目を閉じる。
「答えなさい」
それでも命令されれば、自分がベリアル様に逆らえるはずもなくて、おずおずと口を開く。
「…は…ぃ、気持ちいい…です…ひぁ…!」
急に根元に痛みが走り、驚いて自分の性器を見れば、根元にバンドの様な物がつけられていて青ざめる。
「ただ気持ちいいだけでは面白くありませんからね」
耳朶を下から舐め上げられて言われる言葉に、反射的にぶるぶると体が震えた。
「お…お許し下さい…!い、痛いのは嫌です…!」
「今日は痛い事はしませんよ」
必死に許しを乞う私に、相変わらずベリアル様はうっとりする優しそうな笑顔で微笑んだ。
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