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首輪

けして、達する事は出来ないのに、ベリアル様の手はくちゅくちゅと濡れた音を立てて、性器を扱く。 「ひっ…か、…ひうっ…くぅっ…」 けして、終わりのない過ぎる快楽に必死に耐えていると、急にピタリとベリアル様の手が止まる。 「いかせて欲しいですか…?」 囁かれて、首が取れるのではないかという位に必死に何度も頷く。 もう、お腹の中がぐるぐると熱いのが回っていて、出したくてたまらない。 「出したい、出したいです…!お願い、お願い…しま…す…!」 はぁはぁと整わない息をしながら、縋る様に見上げれば、ベリアル様は満足そうに微笑む。 凄く凄く苦しいのに、ベリアル様のそんなお顔を見て、ちょっとだけ喜んで頂けて嬉しいなんて感じてしまう。 不意に、ベリアル様が綺麗な飾りが沢山ついた首輪の様な物を取り出す。 カチャリとそれが私の首につけられた。 首輪からは鎖がのびていて、ベリアル様の手の内まで続いている。 「じゃあ、私の言う事が聞けますね?」 知らず私は、こくりと頷いていた。

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