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御褒美
ベリアル様が満足するまでお散歩して、お庭の椅子にベリアル様が座り、そのお膝の上に私も乗せられる。
「舐めなさい」
ベリアル様の指が唇に触れる。
言われた通りに指を舐めると、その指は口の中へと侵入してきて、上顎を撫でたり舌を撫でたりして、悪戯に動く。
「ふ…ん…ん…」
指が引き抜かれると、今度はその濡れた指がお尻を割開いて突き入れられる。
「ひっ、あっ、あっ…!!」
以前に引き裂かれた恐怖を思い出して、体が強張る。
それを見て、ベリアル様がまた楽しそうに笑う。
「ちゃんと散歩できた褒美なのだから、そんなに怯えなくてもいい。…まぁ、私の興が乗るだけだから怯えても良いが…」
ゆっくりと指を奥まで入れられ、想像していた程の痛みでは無かったけれど、痛みと圧迫感に涙が滲む。
「はっ…はぁっ…、ひぅ…」
「まだ後ろだけでは辛いか」
「あっ!!」
性器を戒めていたバンドが外され、お尻を弄っているのとは反対の手でソコを撫でられる。
ソコはもう先走りでぐずぐずに濡れていて、少し擦られただけで弾けてしまいそうに膨らんでいた。
「ほら、ここは私に虐められて喜んでいる様だが…、このまま扱いて欲しいですか?」
「は、はいっ…!触って…欲しい…!お願………もっと、ちゃんと、擦って…!」
もう随分と長い時間我慢していたから、気力の限界はとうに越えていた。
また達する事をはぐらかされてはどうしようかと、焦って懇願する。
切羽詰まった様子が面白かったのか、ベリアル様は満足そうに頷いた。
「良いだろう」
ぐちゃぐちゃと音を立てて、性器に絡みついた指が追い詰めていく。
「あっ、あぁっ…!!」
扱かれて待ち望んでいた快感に、すぐに頭は真っ白になり、気がつけば呆気なく精を放っていた。
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