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意思薄弱

達した後も、ベリアル様は後ろの指は抜いてくれなくて、私が放ったものの滑りも借りて、指を増やされ、また奥を掻き回される。 「あ、あぁ…、ひっ…ん…」 最初は痛いだけだったのに、何だか奥がジンジンして熱い。 今だって痛いのだけれど、言葉には言い表せない疼きが生まれて、それが身体を蝕んでいく。 「随分と声の色が変わった様だが…、そろそろ痛いだけじゃないでしょう?」 「ぁぅっ…、ベリ…アル…様…、中が…熱い…です…」 熱くて燃えそうで、止めて欲しい様な、止めて欲しくない様な感覚は、自分ではどうする事も出来ない。 縋る様にベリアル様を見上げれば、また指を増やされて、痛みに引き戻される。 「ひっ、あっ…ヒィッー…!」 暫くソレを繰り返すと、指が引き抜かれる。 その感触にも、ゾクゾクと背筋が粟立った。 そして、指が引き抜かれ、その代わりに固くて熱いものが後ろにあてがわれる。 それが、ベリアル様の性器だと理解したのは、挿入が開始された後だった。 「痛ッー!!痛いっ…やぁっ…!!」 「は…、やはりお前の中は狭いな…」 また最初の時と同じ、引き裂かれる様な痛みが襲ってくる。 どうしても、その痛みには慣れる事が出来なくて、此処がお外だという事も忘れて、喉が涸れるまで叫んだ。 そして、いつの間にか気を失っていた。

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