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痛みと快感と苦しさと
ベットの上に戻されると、ベリアル様の膝の上に乗せられる。
そのまま、噛みつく様に口づけられた。
「ん…、んぅ…」
舌を吸われて、ベリアル様の舌が口腔内を蹂躙していく。
「んーっ!」
苦しくて眉を寄せれば、ようやく唇が解放されて、酸素を求めて息を吸い込んだ。
だが、すぐに再び唇を塞がれる。
「ふ…ん…はっ…」
濡れた音が部屋に響いて、徐々に舌先が甘く痺れてくる。
ベリアル様に出会うまで、そこに快感がある事すら知らなかった。
「ん…ん…!?」
舌を絡めたまま、ベリアル様の指が下半身へと滑り、性器を弄ぶ。
打たれた背中はヒリヒリと痛んで、息は上手く出来ずに苦しい。
そして、口腔内と下半身から這い上がってくる快感に、もう頭がおかしくなりそうだった。
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