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第21話
翌日
出社途中の車の中で
「これうちのヨメから悠斗くんに渡しておいてって頼まれたので渡しときますね。」
「ありがとう。 夫さまに言っておいて」
「わかりました。そのネクタイ森さんからのプレゼントですか?」
「そうだよ。」
「よく悠斗の趣味分かってますね。」
「だろ?」
「それにネクタイとは意味を分かっていて渡したのでしょうか?」
「迅の事だ知らないだろうきっとまぁ夫夫だしな気にしてないだろう」
「さぁ今日も頑張りましょうか社長?」
「もちろんだ。」
CEO室に着けばここで仕事している限りは、基本ジャケット脱いでベストで仕事している。小さめのクローゼットには、喪服セットが常備してある。これにたまに救われることがある。
来客時は、下から連絡を貰った時点で着る
移動時は、車降りる直前にボタンを閉める事が多い。
昼社食に行くのにジャケットを着て行って社食で席に掛けて昼食を買いに行った。女性たちが今日は社長見れたわラッキーって目で見ている。
昼食べて「あと15分は良いですよ」と稜來に了承を貰い迅に電話すべく比較的人通りの少ない場所へと移動した。4回鳴らして出なければメッセージを残してコーヒを買いに自動販売機まで行った。そしたら
携帯が、鳴った。表示を確認すれば愛夫(あいさい)だ。
悠斗さんまだ大丈夫ですか?
あと少しなら良いよ。8時には帰れるかな
夕飯ビーフシチュー用意して待ってますね。
愛してるよ。
僕もです。
午後もお互い頑張ろうねと言い切った。
スイッチONにしてCEO室を目指した。
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