22 / 69

悠斗の苦労、悩み

経営は、上手くいっている。就任当初は、会長派の支持を得る事からはじめた無事支持を得て派閥は一応無くなった。 きちんと毎期黒を出している。 これに関しては従業員の努力もある。そして賞与って形で還元する。 親父から任されてもう5年たった。親父の秘書は、退職して今は、奥さんと何人かで野菜を近所の直場所に出荷しているみたいだ。 最初は、秘書課の誰から選べって言われたが秘密がバレた時嫌だしどんな奴が色目で俺の事を見るか分からないからそれで仕事に支障出てもうんざりって思うところがあった。 秘密を知っている別の部署に勤務していた桐嶋稜來を秘書にと言う辞令を出した。最後のCEOの欄は乾櫂翔にしておいた。親父が、CEOを退くと公表した時に次期CEOは、就任当日に公表します。と言ったのだ。そして就任当日CEO室にて桐嶋稜來の到着を待った。 そして当日CEO室に着た稜來は、驚いた顔をしていた。それから就任挨拶をして抱負を述べた それから二人三脚で頑張ってきた。 落ちつてきた頃 「お前が秘書に任命した頃新婚だったのに」って言われ 「悪かったなって」謝った。 「でもお前が俺を任命した理由は、分かっているから」 「ありがとう 今度ごちそうするよ夫さまと3人で」 「あぁ絶対だぞ」 既婚者になったのに何故かなぜか人気がある。 まだビジネス誌の取材なら許そうインタビュアーが、たまに最後に名刺を渡されたするそれは嫌だった。 イクメン&イケメン枠で取材もあるし女性誌は、絶えない。 秘書である稜來にメディアへの出演依頼は、極力断われって言っているのに数ヶ月に1回は、入れてくる。収録終了後に名刺を渡してくる アナや男女の共演者である。経営者としての話が聞きたいならまだ許そうそれを盾に口説いて来る輩もいるものから勘弁してくれって思う それで迅が嫉妬してくれるのは、嬉しいが、マンションに帰れば電気が、付いてなくておかしいと思った。部屋を探したが夫子(さいし)は居ない。 ダイニングテーブルの上の書き置きに暫くお義母さんの所に気持ちを落ち着かせたいので、奏汰と2人行ってきます。迎えに来ないで下さいね。 冷蔵庫におかず入ってます。温めて食べてくださいってされると辛いしマジ勘弁。 翌日も帰ってこなくてオレが帰ってきてくれって頭下げるような事はしたくないが、最悪の場合は、下げるかも知れない。 けど夜ベッドで隣に迅が、いなくて寝られないから酒飲んでも寝られない。 医者に眠剤処方して貰って無理やり寝た。 迅以外からカッコイイだのイケメンとか言われても全く嬉しくない。もうこれから先一生迅以外にモテる気はない。 いなくなった初日の夜にかぁさんから連絡が、あった。迅くんと何があったかは聞かないけど迎えに来ても家に入れないって伝達してあるからって厳しい一言を頂いた。きっと悠斗が、悪いのでしょ?迅くんが、帰りたくなるまで一緒にいてあげるから任せな やっぱり母親は、頼りなる。あの親父を飴と鞭を器用に使い今まで支えただけはあると思う。 まだ迅と契約する前の話だがストーカーまがいの事があって困った。稜來も俺も護身術位は身につけているこれが結構役立っている。悪化すると刃物を向けて来ることもあった。 その時は、警察沙汰だ。 奏汰が、産まれてからもあってかぁさん頼む片付けたら迎えに行くから 任せなさい。 頑張れ それから必死に頑張って原因を排除して迎えに行った。 昼は社食に行けば女性社員が、社長よ今日はラッキーなんて言っている。 中には目の保養だわなんて言っている人もいる 世の中の女はどうなっている?俺は、既婚者だし一般人だ。 早く夫子に癒されたいって思うがその夫子には会えてないから余計ボロボロになりかけ稜來には心配された。 2日目以降は、帰ってきたが料理する気にもならず稜來宅や颯月宅にお邪魔して幸せそうにイチャイチャされると辛くなりメシありがとうと言いに逃げるように帰る。朝は、パンにコーヒーで済ました。なんてことを3日して4日目の夜帰って来たらいい匂いが、する。迅の姿を確認 したら思わず抱きしめていた。「悠斗さん」と言った唇を塞いだ次の言葉を言わせないためにだ。 背中に回った手で背中をトントン叩く。息苦しくなったのだろう糸を引いて離れた。 腰が抜けたのか座り込んでしまった。支え椅子に座らせた。準備をして夕食を食べた。 夜は抱きしめて寝た。 朝起きたら隣に迅が、いなくて慌ててキッチンに行った「悠斗さんおはようございます。」と言う迅が、いた。 「もう勝手にいなくならないで嫌なことはぶつけてよなんでも受け止めるから。」朝からキスしてギリギリ間に合った 車の中で稜來に良かったな顔が全然違う。なんて言われるぐらい酷かったのだろう

ともだちにシェアしよう!