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奏汰社会人デビュー
司会 CEO乾悠斗より挨拶を戴きます
喋りだしたとぉさんは、企業の代表者だった
これからの皆さんの活躍を期待していますと締めた。
決意表明 自分のじゃあなくて良かったって思った。
祝辞
僕は、入社5年目のオメガです。この会社は、オメガ対する相談、対応しっかりしてくれます。そのおかげで僕は親になってもここの社員で働くことが出来ます。
これから一緒に頑張りましょうこれで先輩社員代表の祝辞とさせて頂きます。
最後に記念撮影をして終わった。来月号の社報の表紙なるらしい。
配属先は、式前に貰った封筒に書いてあった。
アジアをメインにする部署だった。
そこに社員証も入っていた。
乾 奏汰写真付きだ。
先輩社員方も気にせず平等に扱ってくれて嬉しかった。
先に手が回されていた気がする
各課別に新入社員会議室に呼び出されて課長から説明があった。
受け継がれている話とは僕たちが保育園通っていた頃位からの年一位で開催されているFamilyDayで来ていた子どもが獣耳出てしまって翌日社内一生配信でCEOが、自分の息子だと言った。それも他言無用って言ったけど代々新入社員には伝えられている。
「課長すみません2人でお話があります。」
「わかった。」
「乾くんなんだね」
「それ私かも知れません。」
「なんだそんなことか」
「驚かれないのですか?」
「CEO室に呼び出されて長男が来春我が社に入社してくる平等で頼むって社長に頭下げられた時に聞いたよ。あの時獣耳出たのは君だったって事その時の顔は社長じゃあなくて我が子を心配する父親だった。」
慣れるまで色々大変だけどでも充実している。
営業は、しばらく先輩と一緒に回った。
1人で任された時は不安でいっぱいだった。
でも無事取れた時は嬉しかった。
初給料で家族で中華を食べに行った。
かぁさんは、奏汰にご馳走になる日が来るとはと喜んでいた。
とぉさんは、課長から聞いてる頑張ってるって
聞いている。と言ってくれた。
会社終わりの金曜日の夜学生時代の友人たちとあった。
ラ○ンとかでやり取りはしてるけど社会人になってからは初めてあった。
「奏汰久しぶり元気?」
「うん」
名刺がある奴らはみんな出てきた。
俺が出したら「よく通ったな」って言われた。
そいつは一次面接で落ちた。
「そういやさぁCEOの苗字奏汰と一緒だよな?」
「驚くなよ?」
「あぁ」
「とぉさんなんだ紅梅商社のCEO」
「まじか」
「信じられないなら写真あるよかぁさんと弟たちも写ってるけど」
「見せろ」
「妹さん可愛いな何年生?」
「高二。」
「弟くんは知ってる俺後輩だったから。」
「あのさぁ成人式着てたのと違うよな?」
「あのスーツは、オーダーしてくれたやつ新人が着れないよ。」
「だよな」
「いざ就活でスーツ買いに行ったらいいやつなくてオーダーになってしまったでも比較的安いやつだよオーダーにしても」
なんて感じで社会人一年目頑張ってます
なんと年度末新人賞に選ばれてCEO室に呼び出された。
課長が、推したらしい。「それだけの実績を残したんだ有難く貰っておけ」と言う社長
「はい。」
「ここからはとぉさんしての話だ
ここ継ぐ気あるか?奏汰まだ一年目だからそんなこと思ってないよな俺もそんなだったから。実際は、期待してされていた。2年待ってやるそれまでに継ぐ覚悟出来たら家でも良いから言ってでもパーティ少しずつ連れてくから一応見ておけ」
「うん」
授賞式後貰った封筒見れば商品券だった。
逆ナン、香水、ネイルしている女ウザイ
構うなオーラだしたら寄ってこなくなった。
仲良くしている同性がいる
連絡先交換してはじめて2人で夕飯食べに行って「僕お酒控えてるんだ」と言った。個室のレストラン
「失礼かもしれないけど聞いていい?」
「うん。」
「オメガなの?」
「肯定したら奏汰君は、僕から離れる?」
「そんなことないよ。誰にも言うなよ?
俺のかぁさんもオメガだからお前のこともっと知りたいプライベートで会いたい。」
「次期エース候補の奏汰君が僕なんかで良いの?」
「その考え変えてやるよ。もう僕なんかって俺の前では言うな俺は、 が良い。」
「ありがとうそうな事言って貰えて嬉しい。」
「家どこ?送っていく」
「いいよ」
「甘えて」
「わかった」
タクシーで送ってそこから駅まで行って降りた
家たどり着いたら とぉさんが、かぁさんに甘えてた。
そっとリビング・ダイニングへ繋がる扉を締めた。
あいつとは一緒に居て心地よいって言うのかな
あいつといると友人たちとは違うものを感じるようになった。
週末会う約束をした。
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