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第65話
2年におよぶ研修を終え竜胆総合病院 科に配属された。でもまだまだだ。
働き出して数ヶ月たった。
患者さん呼んだら2人の女性が入って来た。
「あら!乾先生」
「師長さんお久しぶりです」
「元気そうで良かったわ」
それから診察して
「お大事に」と送り出しカルテに書き込んで次の患者のカルテをパソコンに表示させた。
紹介状で来た患者さんだった。
お昼食べていると「乾先生?」
「はい。」
「よかったわ私看護師部長してる吉田です。貴方のお母さんとは辞められるまで一緒だったの元気?」
「はい。今は近所の医院に勤めてます」
「まさかあんなに小さかった子が今じゃあ立派なお医者様ってね月日の流れを感じるわ」
「私と会ったことあるのですか?」
「まだ1歳だったかしら乾先生が入院されてねお兄さんとお婆さまとお見舞いに見えたのお兄さんが言っていた覚えがあるわ2人とも可愛かったわよ。あと入院したって連絡受けて慌てて現れた旦那さん髪乱れていたけどかなりの色男だったわね」
「私は、家出て一人暮らししてるのですが、帰ると当てられそうになります。妹が早く一人暮らししたいって言うぐらい今も仲良いです。あんな夫夫になりたいと憧れるぐらいに」
「あらそうなのお会いしに行きたいわ」
「母に言っておきます。」
「これ私の携番渡しておいてくれるかしら?」
「わかりました。お先に戻ります。」
なんて感じで昼休み終わった。
週1の大学病院の先生がみえる日であり午後は手術日になっている。
一生勉強だと思う 手術終わって家族の方に成功の報告して した患者の様子を見に行った安定している病棟の担当患者さん達も様子を見てあとは看護師たちに任せて帰る
病棟の患者さんの中には自分の孫と結婚させたいとか私が若ければ先生の恋人になれたかしら?なんて言う患者多数。同世代だと先生付き合ってくださいなんて言い出す患者さんも出てきた。
つい最近実家から引越しをして一人暮らしを始めた。子どもがいてもイチャつく両親に尊敬するとぉさんが寝込むと湊太診てあげて欲しいとかぁさんから言われて行く。そんな時行くと大抵は人の姿ではない事が多い。
「すまんな ありがとう」と言うとぉさん
この姿を知っているのはかぁさんと秘書で友人の桐嶋さんぐらいだと思う。とぉさんのこの姿はにぃさんもりさも見たことないとかぁさんが言っていた。
きっととぉさんも見せたくないのだろう弱ってる姿なんて俺は、医者だからだと思うでなればみることなんてないと思う かぁさんが診ればいいのになんて思って言ったら交代よ なんて言うかぁさん
湊太かぁさんが倒れた診てくれと電話かかってきた時は本当にかぁさんの事になるとかなり必死になるとぉさんだなって思った。
はぁちゃんから聞いた話だが『悠斗が原因で奏汰がまだベビーカー乗ってた頃に家出したことあるから余計に必死なのよ。後は悠斗肩書き狙い共もねなんて』言っていたことを思い出した。
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