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第18話運命の人10

思っていた以上の質量に翔太は驚き、身を強ばらせた。力を入れるなと言われても無理である。 あんな大きさのものが、果たして自分のナカに挿るのか……? 「い、いたっ……」 「大丈夫か?」 「…………うん」 「深呼吸してごらん。ゆっくり吐いて、吸って……」 言われた通り、アデルの目を見て深呼吸をする。翔太に覆い被さるアデルは雄の顔をしていて、見惚れてしまうくらい格好良い。 アデルは、深呼吸に合わせ、翔太の中芯を指で刺激し始めた。前を弄ると後孔が緩み、少しづつだが挿入されていく。翔太のモノは透明の液で濡れそぼっていた。 「ぁ、イッちゃう……」 「そのまま出してごらん」 「……いいの?」 「今更何を言う。お前が気持ちいいことは、俺も嬉しい」 「……出る……きた、ぁぁ、や…………アデル……」 達した翔太に合わせて、アデルは奥まで一気に挿入した。 ビクン、と跳ねるも、翔太の小さなお尻は、アデルの雄を全て飲み込んだ。翔太のナカは、雄を温かく包み込み、十分に湿っている。最初からアデルのためにあるような場所と思えて仕方がなかった。 異世界へやってきて、体質が徐々に変化していった。熱っぽさや怠さ、一日中寝ていたことも、新しい器官に馴染むためのことだった。 翔太は熱っぽく潤んだ瞳でアデルを見上げる。それが合図だと言わんばかりに、抽迭が開始された。 小さな身体を潰さないように、両サイドに手を着いて腰を振る。 痛さに耐えた表情から、翔太の口元が気持ちよさそうに緩み始めた。ちろちろと赤い舌が見え隠れして、いやらしくキスを強請ってくる。 発情した後孔は、アデルの雄に絡みつき、吸い付いてくる。確実に彼の遺伝子を欲していた。 「……ショータ、気持ちいいか?」 「ぁぅ……ぁッ、ん、うん……ぁぁっ」 翔太は訳の分からない快楽の中で、必死で頷く。間もなくアデルは吐精した。 まだまだ足りないアデルに付き合う形で、数回交わることになった。初めてだからと言って、されるがままにはなりたくない。翔太も必死で応えようとしたが、いかんせんアデルの方が体力的にも技術的にも上だった。 「アデル……もう駄目かも……俺、寝ちゃいそう……だめ……ぁぁっ」 「ショータは弱いな。俺は全然足りぬ」 「よわ、くない……アデルが怪物なんだって」 「何とでも言え」 四つん這いになった翔太に、後ろから挿入する。細い首と白い背中は、アデルを誘っているようにしか思えなかった。 「生意気を言う奴には、お仕置きだ」 「やだ、ぁん……ぁぁ、ごめんなさい、もう、ゆるして、ぁ、はぁ……ぁう……」 背中を反らして許しを乞う姿に、アデルは我に返る。 既に夜が明けていた。 城へ帰らなくてはならない。

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