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第55話 嫌悪 ※

別邸に着いて、前のように僕が一人で玄関横の部屋へ入る。 また同じ男の人がいて、僕を見るととても嬉しそうに手招きをした。僕が傍へ寄るといきなり手を引いて、自分の膝の上に座らせた。僕の背中に手を回して首に顔を埋め、大きく息を吸い込む。 「ああ、早く会いたかったよ…。すごく君の事が気に入ってね。我慢出来なかった…」 そう言って僕の首筋をべろりと舐めた。 「そうだ、今日はプリンを用意したんだよ。さあ、食べなさい」 振り返って座卓を見ると、ガラスの器に入ったプリンとお茶が置いてあった。 また、あの中に身体が熱くなる薬が入ってるんだろうか…。身体が変になるのは嫌だけど、薬で頭がぼんやりしてる方が少しはマシかもしれない…。 そう思って僕は座卓の方を向いて、プリンを食べてお茶を飲んだ。その間、彼は僕の半袖シャツの裾から手を入れて、僕の身体を撫で回していた。胸の尖りを掌でこね回し、親指と人差し指で両方の乳首をきゅっと摘んで引っ張った。 「あっ…あ…」 急な刺激に、思わず声が漏れてしまった。 彼は手を下に移動させて、僕のズボンのボタンを外してジッパーを下ろすと、下着の中に手を入れてきた。いきなり性器を握られて、身体がびくっと跳ねる。 「や…っ、あっ」 自分でも滅多に触らないそこを他人に握られて、その強い刺激に腰が震えてしまう。 「ふふ、可愛いね…」 僕の尻に硬いものが押し付けられる。彼は僕の脇に手を入れて立たせ、スラックスから性器を取り出す。 「今日はこれを舐めてみようか」 彼が僕の頰をゆっくりと撫でながら言った。 舐める?これを? 僕が驚きと嫌悪感で立ち尽くしてると、両肩を押されて強制的に膝を着いた。髪の毛をそっと掴まれて押され、彼の性器に唇が触れた。 「そのまま口を開けて…」 僕が戸惑っていると、口にぐいぐいと押し付けてくる。小さく口を開けると、先端をぐっと押し込んできた。彼が僕の頭を両手で挟んで上下に動かす。 すえたような匂いと喉を突かれる動きに吐きそうになった。 「ほら、こんな風に自分で動かしてみて…歯を当てたら駄目だよ…」 僕は、目尻に涙を浮かべてゆるゆると頭を動かす。彼は片方の手で僕の頭を押さえ、もう片方の手で身体を撫でまわして乳首を指で何度も弾いた。 「んぅっ…んっ、ふ…っ」 変な声が鼻から抜け、腰が勝手に揺れてしまう。 彼がまた僕の頭を両手で強く掴むと、今度は激しく腰を動かして性器を喉に突き立ててきた。僕は苦しくて涙と唾液で顔を濡らしていく。彼の動きが小刻みになったと思ったら、小さく呻き声を上げて、喉の奥にぬるい温度のどろりとした物を吐き出した。 僕は驚いて少し飲み込んでしまった。 彼はすべて吐き出すと、僕の口からゆっくりと抜いていく。 「げほっ、げほっ、うぇ…っ」 苦しさから開放されて咳き込みながら、口の中のどろりとした物を敷いてあった座布団の上に吐き出した。 僕は、両手を突いて四つん這いの体勢で、はあはあと大きく肩を上下させる。 彼は自分の性器をしまった後に「ちょっと待ってなさい」と行って部屋を出て行き、少しして水とタオルを持ってきた。タオルで涙と唾液と彼の出した物で汚れた僕の顔を拭いてくれる。「よく頑張ったね」と微笑んで、僕の頰をするりと撫でた。

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