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第45話 ※
くすぐられてクタクタになった体を後ろから支えられる。
「も、疲れた…。ひゃあっ」
すると今度は、甘い痺れが体に走った。
泡のついた滑りのいい指が、胸の頂を捏ねていた。
「やだぁっ、そこ、洗わなくていいって」
「でも、気持ちいいんですよね?」
「やだっ、良くないぃ…、ひぅっ」
「だってここ、大きくなってますよ?」
「ひっ…」
さっきまで半勃ちだったモノが、完勃ちしてしまっていた。
澤川くんにつつかれただけで、腰が跳ねてしまう。
「雪さんのエッチ…、俺、洗ってただけなのに」
「だってぇ…、触り方が、んんっ…」
「ほんと、雪さん、隙だらけ。ちょっと触っただけでこんなんなってたら、滝田教授だって放っておかないに決まってます」
「ち、ちがっ!?澤川くんだけだからっ、こんなの…」
実際、教授とするときは、薬を使ったり、玩具を使ったりしてなんとか反応させてたようなものだし。
ちょっと乳首弄られただけで、こんな風になるの、初めてだから。
「…、信じますよ?」
「うん。これは本当」
「はぁ、許したくないのに、許したくなっちゃうじゃないですか」
「許さなくてもいいから、もっとシて」
「もう!煽ったのは雪さんですからね!酷くしても怒らないでくださいよ?」
「うんうん」
そう言うと、胸の辺りを行き来していた指がお尻に触れた。
僕は誘導されるように、椅子から腰を上げ、澤川くんに抱き着く。
「はは、クジラさんの泡のおかげでスルスル入りますよ?」
「ああっ、うっ、澤川くんの指、すきっ」
僕の指より長くて、大きい手。
大好きな澤川くんの指が、僕の中に入ってるのだと思うと、それだけで気持ちいい。
「指だけですか?」
「へ?」
「雪さんが好きなのって、俺の指だけ?」
「ちがっ、うっ…、全部、好きだからっ。あっ…、全部頂戴?」
「はぁ…、もう要らないって言われてもあげます。覚悟してください」
「うんっ、も、入るから。頂戴?」
「そこに手ついて」
余裕がないのか、ため口になってる澤川くんに腹の奥が疼く。
早く、かき混ぜて欲しい。
僕は躊躇うことなく、お風呂のヘリに手をついた。
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