9 / 64

第9話

夜人side なんて、そんなうまくいくはずもなく、他の α に捕まった……。しかも運悪く近くに俺を捕まえた奴以外でαが二人いて、三人に囲まれた…。 そうなるとフェロモンがキツくて、αの精液が、欲しくて欲しくて堪らない……。中が濡れるのがわかる…。 欲しい 欲しい 欲しい 欲しい 欲しい 欲しい欲しい 欲しい 欲しい 欲しい 欲しい 欲しい 欲しい……αの精液が欲しい……!!! 「……っ…離せっ!……やだっ!」 俺、今、何考えてた……。嫌だっ……。負けたくない……。フェロモンなんかに負けたくないっ…。 「離せっ!……はぁ、んっ、離せたらっ! あぁぁっ……あぁっ…。いや、だ…離せっ」 「お前ら何してる。そいつを離せ」 声のした方を思わず見てしまって後悔した 目が合った瞬間、身体から力が抜け、ブワッとフェロモンが広がったのを感じた…。 運命の番だ……

ともだちにシェアしよう!