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第9話
夜人side
なんて、そんなうまくいくはずもなく、他の α に捕まった……。しかも運悪く近くに俺を捕まえた奴以外でαが二人いて、三人に囲まれた…。
そうなるとフェロモンがキツくて、αの精液が、欲しくて欲しくて堪らない……。中が濡れるのがわかる…。
欲しい 欲しい 欲しい 欲しい 欲しい 欲しい欲しい 欲しい 欲しい 欲しい 欲しい 欲しい 欲しい……αの精液が欲しい……!!!
「……っ…離せっ!……やだっ!」
俺、今、何考えてた……。嫌だっ……。負けたくない……。フェロモンなんかに負けたくないっ…。
「離せっ!……はぁ、んっ、離せたらっ!
あぁぁっ……あぁっ…。いや、だ…離せっ」
「お前ら何してる。そいつを離せ」
声のした方を思わず見てしまって後悔した
目が合った瞬間、身体から力が抜け、ブワッとフェロモンが広がったのを感じた…。
運命の番だ……
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