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第20話

乱華side 眠子の兄。翡翠さんと戦う事になった。俺も、佑々木と模擬戦的に少し体を動かして置いたから恐らく勝てるだろう。 「それでは、はじめっ!」 魅夜さんの掛け声で、はじまった。翡翠さんの攻撃は一発一発は軽いが、スピードが速くて避けるのはほぼ不可能…。 避けるのも俊敏で、なかなか思ったところに一発を入れる事だ出来ず… 「うっ……。おっも……ゲホッ、ゲホッ…」 「ガハッ……。痛っ……」 翡翠さんに一発やっと入れることが出来た時には、同じところを何度も入れられたことで痛みが生まれていた……。 「あんたの拳、だんだん重くなって来てるよな……」 「あはっ…あははっ……。そうだよ〜!よく分かったね!合格!!魅夜、俺、この子好き! はじめてだよ!はじめてっ!」 「おわっ……。翡翠危ないでしょ〜。ふふっ、良かったね〜。えーっと、乱華くんだっけ? 夜くんのこと宜しくね」 よく分からないが、眠子の兄やその友人認められたみたいだ。なにが気に入られたのか分からないけど…。 「ちょっと!!俺の気持ちは無視なの⁉︎ 兄さん、どうなの!」 「もちろん、夜が嫌なら付き合わなくていいよでも俺は彼との交際をしたいなら認めるよって話し。それに彼とは気が合いそう」 「夜くん、名前、知れたし次は遊びにでも行ってきたら? 2人が不安なら家に呼べばいいよ。 翡翠が付いててくれるし」 「むぅ……。わかった…」

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