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第21話

夜人side それから2日後の土曜日。名前も知ることが出来て、少しだが緊張せずに話せるようになっていた。 もっと、親睦を深めようと言うことになり、2人で出かけることになったのだった。先輩は、"名前で呼べ" っていうけど、まだ信用出来ないから、杜羅先輩って呼ぶ事にした。 「杜羅先輩っ!待った?」 「いや、そんなに待ってないから気にすんな。それよりも、その格好……」 「…え?変ですか⁇ 兄さんに買って貰って結構気に入ってるんだけど」 「いや、似合ってる。可愛いなと」 大きめのクリーム色のパーカーは、膝くらいまであり、手も隠れている。それに、黒のスキニーパンツ。黒のバックは斜めがけ パーカーには、猫耳と尻尾が付いている。兄さんが一目惚れして買ってきた。 「水族館楽しみ!」 「嗚呼そうだな」 「早く行こ〜!」 テンションの高い俺とは違い、冷静な先輩。なんだか自分が子供っぽく感じてしまった……。

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