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第26話

夜人side パニックになって寝ちゃった次の日。まだ症状は治ってなくていつもよりも早く鼓動を刻んでいる気がした…。 俺は人の心が見える。でも、それは逆に俺の心を人に見られることでもある…。俺が心を許した人には、俺の心が見えるのだ… 「兄さん……」 「ん〜、不安なの?ぎゅってして欲しいんだよね?おいで〜」 「兄さん…。またみたの……」 「ふふっ…。ごめんね〜、甘え下手な弟が頼ってくれると嬉しくて…つい……」 今のところ僕の心を読めるのは兄さんと、魅夜くんだけだ。両親は何故か、僕の心を読むことが出来なかった…。 「翡翠〜!!ただいま〜」 「お帰り、魅夜〜。あれ?乱くんもいる〜どうぞ、どうぞ〜」 「ぉ、おじゃましますっ……」 その時、二人が先輩と俺を引き離した…。おそらく、先輩も俺の心が見えたんだろ…

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