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第28話

乱華side 眠子の兄に嫉妬することになるなんて思わなかったなぁ…。と、抱き寄せた所で冷静になった。 眠子も、驚いて暴れていたが、少しは落ち着いてきたのか大人しくしてる。 「ふふっ、嫉妬?」 「嫉妬だね〜。夜くん、良かったね〜。いい人に出会えて……その子が運命の番で…」 「これで俺も安心して家を継げるよ〜」 なんて会話を聞きながら、思う。いい家族の中で眠子が過ごせてよかったと……。 Ωというだけで嫌われたり、ない蜜に売られたりということがある。そんなニュースも時々流れてるのだ…。眠子の家族は優しい人達で本当に良かった……。

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