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第36話

夜人side 家族に乱くんを紹介して、一緒にご飯を食べて…。乱くんは帰っていった。自分の家族にも俺とのことを話すって言って…。 そんな乱くんを見送りってから、お風呂に入り寝る支度をしたけど…。今日は色々ありすぎて寝れそうになかった 「兄さんの部屋に行こ…」 そう呟いて兄さんの部屋のドアの前に立つと魅夜くんと、兄さんの会話が聞こえてきて…。思わず盗み聞きをしてしまった… 魅夜くん……。そんな辛い思いをしてたの…俺全然知らなかった……。 「ねぇ、翡翠……。僕、こんなんなのに、幸せになっていいのかな…。僕、愛さんと幸せになりたいって思っていいのかな…」 「良いに決まってる!」 「……っ!……夜……」 思わず開けてしまったドア、めちゃめちゃ泣きながら乱入した俺に兄さんも魅夜くんも驚いている…… 「うぇぇん……魅夜くん……うぅ……ヒクッ…。魅夜くん、いい人なの!……ちゃんと幸せにならないとダメなのぉ〜……うぅっ……うぇぇん…」 「……夜…。ぼく……。翡翠……ぼく…」 「うん…」 「うわぁぁ……うぅ……うわぁん……」 号泣する俺と魅夜くんを抱きしめた兄さんも涙ぐんでた……。その後は覚えてない…泣き疲れて寝ちゃったから……。

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