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第37話
夜人side
次の日、目がさめると魅夜くんの抱き枕になってた…。一緒懸命這い出していると兄さんの手によって "すぽっ" と引き抜かれた…
「魅夜の抱きつく力すごいよね……。俺も一回やられた」
「んん……、あれ…夜いない……」
「俺の弟を抱き枕にしないでくださ〜い」
「…翡翠だぁ……。おはよぉ…」
「うん。おはよ。ご飯食べる?」
みんなで朝ごはんを食べていると魅夜くんのスマホにメッセージが来た。
「あれ?夜、乱くんの連絡見てないの?今から来るみたいだよ?」
「……え?それ本当⁇」
「うん、夜が見てないみたいだから僕のところに乱くんからメッセ来た。あと五分くらいだって」
「嘘でしょ……」
急いでご飯を食べて髪を整え、服を着替えて…と、バタバタ走り回って両親には笑われるし、兄さんには煩いって怒られた。
魅夜くんにも笑われて…、鏡を見ると、寝癖!全然治らなくてピョコッと外に跳ねちゃってた……。
「うぅ……魅夜くん、寝癖が直んないよぉ!どうしよ〜!!」
「はいはい、直してあげるからそこに座って〜」
なんてしてるうちに、乱くんがきちゃって…乱くんにも笑われた…。もぉ…恥ずかしいよぉ…
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