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第49話
夜人side
魅夜くんが帰った後、乱くんが来て、俺のことを支えてながら車まで一緒に歩いてくれた…。
学校生活でも困ったことがあったらなんでも言ってと言ってくれた。
「乱くんありがと……。秋、なんでそんなに遠いの?」
「い、いや……。だって現トップだよ…。目をつけられたら怖いもん……」
「それを本人の前で言う君の神経の方がよっぽどが怖いよ?……乱くん、秋は友達だから手出さないでね?それに、魅夜くんの恋人の弟だから……。俺だけじゃなくて魅夜くんからも半殺しにされるからね?」
「言っておくが、俺は自分からはそんなに喧嘩売らないからな」
そんな話をしてたら兄さんが待ち飽きたみたいで、車出すから君も乗ってと秋も一緒に車に乗った…。
そこまではいいのだが、秋は、俺の兄が翡翠だと知って耳と尻尾を出してぷるぷる震えていた……。
「そんなに怯えないでよ〜。とって食ったりしないからね?」
「ひっ……わ、分かってるんだけど…。なんだろ……、犬の本能?逆らっちゃいけないオーラがビシビシ伝わってきて……」
「ふはっ……可愛いな、お前。子犬みたいだなぁ、名前、秋って言うのか?」
「……は、はいっ」
乱くんは秋のことをペット的な感じて可愛がってた…。ちょっと嫉妬しちゃったのは内緒……
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