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第39話

彼のお腹の上に俺の下半身がぴったりくっついた状態で、彼と手を繋ぐ。恋人繋ぎみたいに指を絡ませて、より密着する。 「本当スケベ社長だよなぁお前」 わざと呆れ口調で、軽く腰を前後させて俺のを擦り付ける。 「その社長のことを随分好んでいるようだが?」 軽く首を傾げながら微笑み返される。今気づいたけど、こいつはネクタイ緩めたくらいで、全然服脱いでないんだよな。 「社長も脱げよぉ」 ちょっと甘えて唇を尖らせてみると、彼の鼻の下はますます伸びる。 「脱いでもいいが、たまにはお前だけ裸になってもらうのもいい」 「はぁ?」 鼻の下を伸ばしたまま、軽く体を起こして軽く唇にキスを見舞われる。解かれた指を置き去りにされたまま、彼の指は俺のケツを掴むみたいに触れてきた。彼にまたがったまま、俺の指先はバランス取るみたいに彼の胸に触れる。 「お前だけ脱がせると、本当にイケないことをしている気分になる」 彼の指が、バラバラに動いて俺のケツを揉み出す。 「興奮するよ」 その過程で穴にまで触れられて、体が軽く跳ねた。 「っ、ヘンタイかよ」 ワイシャツをくしゃくしゃにするみたいに握る。 「乱れて俺に夢中になるお前が見られるなら、ヘンタイだろうが何だろうが構わないぞ」

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