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第137話

「もちろんさ、俺に断る必要はない」 少し胸を張ったように見えたのは、彼自慢のムスコだからだと思う。 「コイツはお前にしか反応しない。お前専用さ」 自ら手でモノを掴んで、俺のほっぺたに擦り付けてくる。あぁ、あるなAVでこういうの。ちょっと興奮してくる。 「知ってる。俺のケツ好きみたいだもんな」 「みたいじゃない。好きなんだ」 「ハイハイ。そうかよ」 彼の下半身を肌から離したくなくて、ほっぺたから唇までなぞらせるみたいに顔を滑らせていく。挨拶がてら、先端に軽くキスをする。そのまま口の中に納めた。 不思議なもんで、明らかに異物なのに、口の中でも彼の存在が馴染んでいるのを感じる。舌先が勝手に彼の好きな先端部分や裏の筋部分にスタンバイして、丁寧に傷つけないように動き始めた。 「っ、ハニー、本当に上手くなったな」 息を殺していた彼が、やっとそう一言だけ喋る。 うまいのは当たり前だろって心の中でドヤ顔してしまう。どれだけ彼のムスコを世話してきたかわからない。 「このまま出したくなっちまう」 俺の髪を撫でながら掴んだ彼が、静かに、でも確実に喉の奥まで突っ込んでくる。 「っ、ん」 彼はそうして奥まで突っ込みたがるけど、窒息しそうになるから俺は正直苦手。

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