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第138話
細けりゃ少し我慢もできるけど、腕の太さくらいありそうなのを喉の奥まで押し込んでくるから、ちょっとパニックになるし苦しい。
ギブアップするみたいに彼の脚を叩くと、すぐにやめてくれる。
「すまない、つい我慢ができなかった」
彼も俺がそうされることが苦手なことは知っている。
「もぉ、加減しろっつうのに」
ちょっと怒った風にしてみるけど、全然怒ってはいないよ。
中途半端だけど口でするのも疲れたし、ゆっくり体を起こした。
「ハニーがくわえてくれていると思うと、興奮が収まらないんだ」
子供が言い訳するみたいにちょっとおどおどしながら言うのが可愛い。
「わかってるって。そんなにビクビクしなくてもいいって」
「苦しい思いをさせてしまったから」
「ちょっとくらいだったら大丈夫だって」
さすがに毎回窒息と隣り合わせだと困るけど。
彼はすっかり起き上がった俺の体を軽く抱き寄せ、到底謝罪しているとは思えないような艶っぽい声で、俺の耳に直接囁いてくるのだった。
「お詫びに礼をさせてくれ、お前のココに」
しまいに俺のケツを指先でなぞりながら。一房ずつ、平気で彼の片手に収まってしまう。彼の指先は、俺のムスコの根元より更に奥に優しく触れて来た。
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