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** 中野くんのその後 **

※恋のはじまり の後日談です。 『うわーん、篠宮先輩~!』 『お、おう。  なんかよく分からんけど、まー、飲め!』 『うぅ・・・っ・・  はい!今日は とことん飲みます!  飲んで忘れてやるーっっ!!!』 うぅ・・・・・ 今日は最悪な一日だった・・・・! 告白した相手が・・・・・・・・・まさかの!! 初めて見た時から超好みだった女の子。 何度も何度も その子のバイト先(コンビニ)に 通いまくって、時間をかけて顔を覚えてもらって この先、もし つきあえたら・・・・・ 何しよう どこ行こう あの子となら 何してもどこに行っても きっと毎日 楽しいハズ・・・・! なーんて考えてたのにーっっ!! まさか、女装した男だったなんてーっ!! しかも、晃のヤツめ・・・・! フラレた傷心の俺をバカ笑いするなんて! 友達のする事じゃねーだろ!! 思い出したら腹が立って仕方ない。 人の純情を嘲笑いやがってぇぇ!! まあ、でも確かに・・・? ただ優しく慰められていたとしたら 逆に果てしなく 落ち込んでしまっていたかもしれない・・ とも思わないでもない。 だけど、あんなに笑わなくてよくね? あんなに・・・・・・・・・ って、クソッ!! やっぱ許せんっっ!!! 『クソーッ!晃のバカ!電話してやる!』 文句の1つでも言ってやらないと 腹の虫がおさまらないっっ!!! プルルルルル プルルルルル プルルルルル 「はーい。もしもしぃ?」 『おい!お前な・・・・・っ』 「あ、晃く・・・ん・・っ・・・・ん! やぁ・・・んっ////」 ─────ん? 『・・・・・・・・・え、遊?』 「あ!つい、出ちゃった!!  ごめんね?ゆー💦 中野、またな。」 『・・・・・・・・・え?晃?』 ブツッ プープープー 『切ら・・・れた・・・・・・』 ────ってか、今のなんだ? なんか・・・気のせいかな? ・・・遊の・・・エ、エロい声が 聞こえた・・・・・・・・・ような? はっ!! ア、アイツらぁぁぁぁ・・・・///////っっ!!! 『・・・・・・・・うわーっっ!!』 『な、なんだ!?どうした!?』 『ちくしょーっっ!!!』 ヤってた!! 絶対 ヤってた!! ヤってたよー、アレは!絶対っ! 『・・・うぅ・・・・・・むなしい』 あー!! クソォッ!!! やっぱり恋人が欲しいーっっ!! 神様~っ! 俺にも(普通の) 出会いを───っっ! 出来れば、かわいい子。 あと、見た目で性別がわかる子。 よろしく、です! 神様!! 『中野、今日は とことん飲みまーす!』 『お、おー。なんかよく分からんけど飲め飲め!』 『中野、一気いきまーすっ!!』 『おー!いけ!』 ────こうして 一気に ちゃんぽん、つまみも食べず ひたすら酔いつぶれるまで飲みまくった俺。 翌日は 二日酔いで動けなかったのは言うまでもない。 ♡ ♡ ♡ お わ り ♡ ♡ ♡

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