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** あるハロウィンの日♡英道&晴臣 編 **

♡♡♡ 晴臣・side ♡♡♡ 『嫌だっっっ!!』 『えー、なんでだよ。着てみろよ~。』 『絶っっ対に、嫌だっっ!!』 『これ、ハルに似合うと思うぞ~?』 『そうじゃなくて!』 『いいから、着ろって~。』 『・・・・・・・・・っ!』 もーっ!! しつっこいなー!! なにこれ。 なんなの。 不毛な言い合いに疲れてきたぞ・・・・・・ 『ほら~♪早くぅ♡』 『・・・・・・・・・っっ/////!!  い、いい加減にしろよ!英道のバカッ!』 『バカ~??失礼な~。』 語尾を伸ばすなっ! あー、イライラする! 俺がなにを怒ってるか っていうと・・・・・・・・・ 「ハッピーハロウィン♪これを着ろ、ハル!」 って・・ ご機嫌で帰ってきた英道に渡された ウサギのコスプレ衣装!! それが、着ぐるみとか そういうんじゃなくって 白いモコモコの、フードにも耳のついたワンピース!! (しかも、ミニ!超ミニッッ!!) 着れるか!こんなのっっ/////!! 『早く着ろよ~♡着ないとイタズラしちゃうぞ~!』 『は、はあ!?・・・なんだよ、それ!』 『ハロウィンだからな♪トリックオアトリート♪』 『~~////っっ!!  お菓子くれなかったら、だろーが、それ!』 『トリックオアトリート~♡  早く着ないとイタズラしちゃうぞ~♪』 『・・・・・・っ・・っ』 『ほら、早く~♪トリックオアトリート~♪』 『・・・・・・・・・』 ダメだ、コイツ・・ 日本語が通じない・・・・・・・・・ 改めてウサギを広げて見る。 『・・・・・・・・・』 う・・・・・・・・・ 着るの・・・か?これを。 ・・・・・・・・・これを? ・・・・・・・・・俺が? ・・・・・・・・・うーん ・・・・・・・・・うーん ・・・・・・・・・う・・・・///// 『む、無理っっ////!!やっぱ無理っ!  こんなん、着れるかーっっ////!!!!』 『ふ~ん。じゃあ、イタズラ開始しまーす♪』 『・・・・・・・・え??わわっ////!  ちょっ・・・バ、バカ!どこ触って・・・・っ・・///!  やめ・・・っ・・・・・・////  ぎゃ────────っっ////!!!  やめろ───────っっ////!!!』 ☆ ☆ ☆ ────こうして 悪ガキと化した英道に あーんなコトやら、こーんなコトを 散々、イヤってほどされまくり これならば いっそのコト、 素直にウサギになった方がよかったかも・・・ と、後悔した俺なのだった・・・・・・・・・。 なに されたかは・・・・・・・・・内緒。 ♡ ♡ ♡ お わ り ♡ ♡ ♡

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