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第20話

久米に言われた部屋に荷物を置く。 部屋はウッド調の落ち着いた感じの部屋だった。部屋に置いてある家具も部屋の雰囲気に良くあっていた。 部屋から出て書斎へ行くとこちらはモノトーンで統一されてて様々なジャンルの本が壁1面に整頓されていた。俺の好きな作家のコーナーの近くには椅子があってここでも読めるようにしているらしい。 すっかり本に夢中になっていたら随分と時間がたっていたようだ。 「朱夏さーん!ご飯できましたよ」 勿論色とりどりの料理は問題なくうまい。 「朱夏さん先にお風呂行きます?俺は今から片付けだし剣聖さんはいつも寝る直前に入るから」 「んじゃお言葉に甘えて」 風呂は一般的な広さ。けどとてもキレイに清掃されてた あがってリビングに戻ると 「んあっ!剣聖さんっ!ああっ」 二人がいちゃついてた 「ああっ!んんっ。朱夏さん!あっん…おかえりなさい」 「…あぁ。うん」 「朱夏。ゆっくりできたか?」 久米を器用に膝にのせて揺らしながら先輩に問われる。ビックリするぐらい普通に 「あんっ!剣聖さん!おっきくなった」 「そらそうだろ朱夏きたんだから」 「いいっ!」 よく見るとテーブルには俺の写真が広げられててそこに白濁が散っていた 「またっ。いっちゃう!んんっ!ああっ」 「俺も出すぞ。っ…」 2人同時に果てたらしい… 「はぁ…気持ち良かった。なら俺風呂いってきます」 「おぅ」 今までやってたとは思えないくらい爽やかな笑顔で久米が浴室に向かった 「ったく…久米のやつ…朱夏の写真また汚しやがって…」 ぶつぶついいながら先輩が片付けている…こちらもさっきまでやってたとは思えないくらい普通に。格好は下半身丸出しでおかしな感じだけど… 「あんたたちすごいすね」 「何が?」 「俺のこと好きだといいながら俺いるのに2人でいちゃこら…昨日も今朝も沢山したのに元気…すごいすよ」 本当に感心する。同じ男なのにこの違い。そして気がついた真実… 2人の性欲に俺は到底着いていけない。 2人のどちらかと付き合うとして満足させられない俺はきっと直ぐに飽きられて捨てられる…という謎の不安 だったら…どちらも選ばなければいい…捨てられるのは嫌だ。心地いいこの場所にまだ居たい…浮かぶ思い どちらも選ばなければまだ暫く2人は俺のこと好きで追いかけてくれる…。 だったらその方がいいんじゃないのか? ずっと曖昧でいた方がいいんじゃないのか?

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