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第29話

瑠樹愛side 「せんぱーい!」 「あ…来ちゃったか…」 「さっきの人?」 「うん。俺の中学時代からの後輩。」 「この間話してた好きな人?」 「そうそう。でもさぁあいつ」 「ノンケ?」 「そうそう。だから…気持ちは伝えられない。あいつとは一生付き合っていたいから」 「耐えられんの?それで」 「距離おかれるよりはよっぽどいい。好きなんだ…どうしようもなく…」 「せんぱーい!!あ!ここにいた!!ダメですよ!!新人さん虐めたら」 「虐めてねぇよ!俺が教育係だから話してただけ」 「みんなに紹介してからでよかったでしょ?部長おろおろしてましたよ?」 「わりーわりー!!あんまりにも美人だからあわゆくば…と」 「はぁ!?バカですか?知ってたけど。やめてやってください!まだ初日なのに!」 「ごめんごめん!あ!こいつ白木。白木 朱夏だよ。美人だろぉ?さすがに久米もこいつには負けるな!はははっ!!!」 雰囲気変わった…多分この人は嘘がうまい…きっと長く好きでいるから身に付いたのだろう… 本当はあんなに切ない顔するのに白木さんの前では… この人をこんなに出来る白木さんってどんな人なのだろう? 少し興味が湧いた。 背は俺よりも高い。色白で漆黒の髪と瞳がミステリアスにも見える。 この人の言う通り俺の出身の高校には沢山の美人がいたけどまた種類の違う美人。まぁ。やっぱり空雅や空雅の元カレには敵わないけど俺は負けてるな… 中身を暴き出したくなる…それだけ白木さんは魅力的だった

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