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第33話
瑠樹愛side
その晩和水さんが帰ってきて俺の話を聞いてくれた。
白木さんのお陰で何とかなったことも
「白木。ありがとう」
「いいえ。当然の事をしたまでですよ。どうでしたか?そちらは」
「あぁ。うまくいったよ」
「よかったです」
「久米。お前もよくやったな。先方から俺の方にも連絡が来て誉めてたぞ」
「ありがとうございます」
仕事の時は本当に違う人みたいだ
「落ち着いたし飲み行くか」
「はい」
「悪い!俺今日は急な接待入ってて。二人でいってきて。また誘って」
「そうか。んなら仕方ない。んじゃ行くか」
タイムカードを切れば
「あ。そだ。朱夏」
「はい」
「来週末お前空いてる?」
「特になにもないけど」
「よかった。昴が会いたがってたぞ。こっち来るらしいから飯行こうって。どうだ?」
「昴くんが?うん。大丈夫。」
「OK。んならまた連絡するわ」
普通に二人とも友人に戻る。この切り替えの早さがすごいと思う
そしてその日。俺と剣聖さんの関係が始まる
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