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第34話

瑠樹愛side 「お前酒強い?」 「人並みですよ。和水さんは強そうだ」 「強い方かもな。んじゃまぁ。乾杯」 一緒にご飯を食べてみて食の好みが良く似ていた。 会話も弾んだ。始めは仕事の話だったのが気付けば朱夏さんのことばかり話してた 「俺もあの人に惚れちゃいました!でもあなたとは違ってちゃんと落としますよ?見てるだけなんていやだから」 「身の程をわきまえろ。お前じゃ朱夏は無理だろ。やらねぇよ」 その時和水さんの着信が響く 「あ!電話。わりー」 「あ。いえ」 画面を見た剣聖さんはため息をついた。あんまり得意な相手ではないのだろう。こんな顔するのは珍しい。 それでも無視しないのは人がいいのだろう 「もしもし!今?飲んでる。今日?今日はお呼びでない。また今度な。」 「どうして?その子に乗り換えたの?」 電話していたはずの和水さんが個室の入り口に視線を向けると知らない声が聞こえてきた 「はぁ…あのさぁ…言わなかった?始めに。俺は特定は作らないって」 「でも!!」 「悪いな」 「俺!待ってるから!連絡してよ!何時になってもいいから」 「…あのさ…こんなとこまで来るとか気持ち悪いね。君。ここ個室だよ?良く場所わかったね。ストーカーなの?」 酒も回ってたこともあり思ったことを口にしてた。だって朱夏さんの話し邪魔されたとか腹立ったし折角の美味しい料理やお酒も不味くなっちゃうから 「自分のその面、鏡で良く見て追いかければ?剣聖さんに不釣り合いなのわからない?今日は俺の番なの!邪魔しないでくれる?剣聖さんもう行きましょ」 「ちょ!おい!瑠樹愛」 「ふふ…やっと名前で読んでくれたぁ。今日は楽しもうね。剣聖さん!早く俺を可愛がって?」 アホみたいに猫なで声を出して剣聖さんに腕を絡め頬を撫でた 「…ま。そういうことだから。」 「待ってよ!剣聖さん!」 「っさいなぁ。邪魔しないで」 その場で剣聖さんの唇を奪い舌を絡ませ下半身を押し付ける。 「やめて…」 「仕方ないなぁ。んなら間接キスさせてあげるね」 そうして彼のもとに歩みより壁に押し付ける。俺よりも華奢で小柄な子に濃厚なキスをお見舞いしてあげた。 彼は腰を抜かしたのかしゃがみこんだ 「どうしたの?君のここ…かたぁくなってる!可愛いねぇ」 しゃがみこんだ彼の前に膝をつき中心部を撫でる。 「んん…」 「エッロイ顔…そうだなぁ…たまってんの?ならぁ俺が抜いてあげる。剣聖さん。扉閉めて。さすがに可哀相だし」 「お前…」 「早くして?」 「はいはい」 「やめて…」 「やめて?本当は期待してるくせに?素直になりなよ。君は剣聖さんじゃなくても気持ち良くなれるんだよ。ね?だーいじょーぶ。優しくしてあげる。ね?名前は?」 「…なお…」 「なおちゃんね。ほら。だーいじょうぶ。だぁいすきな剣聖さんが見ててくれるから。」 そうして彼は俺に身を委ねた。下らない。本当に好きならこのくらいじゃ屈しないでしょ?本当に…下らない… 結局俺の手だけで何度もいった彼は恍惚とした表情をしててもっと俺を求めた 「もっと…して下さい…」 「だーめ。これでおしまい。」 「え?」 「まだして欲しいならもう剣聖さん追っかけないでくれる?約束してくれるならもっと良くしてあげる。場所も変えようか?ここじゃ声我慢しないとなんないし」 「もう…追いかけませんから…だから…気持ち良くして?」 「じゃあ。すぐに剣聖さんの連絡先消そうか?ね?」 「はい…」 素直に応じた彼は連絡先を消した 「いい子。じゃあ行こうか」 「はい」 「剣聖さんも来てね」 「わかった」

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