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第50話
「何でこんなことしてんすか?」
「入社したときから喰ってみたかったんだよ。そこらの女より綺麗だしな。仕事の時とこういうときの違いも見たかったしな」
「やあっ…いやだぁ…」
「たまんね…想像以上だ。こんなにエロいなんてな」
「同意の上なの?これ」
「まさか。嫌がるのを組敷くのが楽しいんだろ。墜ちていく姿とか最高じゃね?」
「そう…」
「お願い…やめてくれ…いやだ…やだ…」
「ふふ…そんな顔で言われても説得力ないすよ」
「新戸部さん。無理矢理なんすね」
「そうだよ。無理矢理」
「ちっ…」
急に表情の変わった久米
「今の録りましたから」
「は?」
「このこと上に報告しますね。どうなるでしょう」
「なにもできねぇさ」
「本当にそうでしょうか?…んなら…ここにいられないようにしてやるよ」
「は?」
「お前のことは許さねぇ。人のもんに手を出したこと後悔すんなよ」
「久米?」
そう言うと足元に新戸部を引き倒し踏みつける。その間に手首のネクタイを解いてくれた。
「チーフ。早く服着て?あっちに剣聖さんいるから行って」
「久米…」
「早く行け!」
初めて聞く久米の怒号に驚き固まる
「あぁ。ごめんなさい。話しは後で。ね?」
そう言うと肩を軽く押され扉へ促される。久米の視線に逆らえず扉を開けると先輩が抱き締めてくれた。
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