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第71話

久米が気掛かりだ… 翌朝久米に連絡をいれた。 『もしもし。久米』 『朱夏さん。おはようございます。もう大丈夫?』 ビックリするくらいいつもと変わらない 「あの…昨日はごめんね。」 『大丈夫です。心配させちゃいました?すいません』 「声掠れてるけど平気?」 『あぁ。昨日沢山喘いだから』 「あ、喘いだっ!?」 『うん。だから大丈夫です。朱夏さんのこと大好きだけど俺を見てくれる人が見付かったんです。だから少しずつだけどあなたへの思いを整理していこうと思ってます。前と同じ。ただの上司と部下に戻ります。悩ませてごめんなさい。あなたを好きなことはまだやめられそうもないけれど大丈夫です。だから…剣聖さんと仲良くしてね?剣聖さん以外は認めたくありませんから』 「…お前が無事で良かった…」 『あーもう!朱夏さん大好きっんん…待って…今電話っん…朱夏さん。折角の有給ですからゆっくり休んでくださいね。あ…ん…またっね!』 甘ったるい声を出しながら切れた電話を見詰める 「大丈夫だっただろ?」 「はい」 「どうした?顔赤いけど」 「いえ…」 「いちゃついてた?」 「…」 「…流石だな…あいつ…」 「相手検討つくの?」 「何?ヤキモチ?」 「違うけど…ちゃんとした人ならなって思っただけです…」 「何となくあの人かな?って人はいるけどね。でもその人だって保証はないけど。」

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