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第77話

剣聖side これは瑠樹愛に出会う少し前の話だ 「剣さんお疲れ様!久しぶりだね」 「おぅ。久しぶり。休みとれたんだ?」 「うん。働きすぎだから休めってさ。」 空雅は風俗店の人気男娼。空雅の働く店はかなり高級で利用できるものは業界の人とごく一部の富裕層だと聞いていた。空雅の仕事を知るものはこの店では少ない。理由は噂をたてられて大勢やって来ても困るからだ 「僕の友達に凄く綺麗な子がいるんだけどね。大きな会社の息子なの。だからね。学生時代色々あってもうね自分自身を見てあげてないの。根は凄くいい子なんだ…でも…あることがきっかけでね彼は笑顔の仮面を被るようになったんだよね。だから最近は偽物の笑顔しか見てない…彼の本当の笑顔…凄く可愛いいのに…。」 「へぇ。空雅が言うから可愛いんだろうな」 「うん。この店も紹介したからそのうちくるんじゃないかな?お相手出来たらよろしくね。あぁ…でも剣聖さんのタイプと違うかな?瑠樹愛って言うんだけどね」 「るきあ?まぁ会うことがあったら話してみるよ」 そのときは瑠樹愛が名前なのか名字なのか良くわかってなくて新人研修の時も気付かなかったし店であっても気づかなかった そしてるきあが瑠樹愛と合致したとき漸く空雅の言う意味がわかり側で見守ってきた。 始めから朱夏が好きだと言うことが少し俺の好きだという感情と違うかな?とは思っていたが俺がいっても聞く耳を持たなかった 瑠樹愛のことを飛弦さんなら支えてくれるし本当の瑠樹愛を見つけてくれると信じてる。 瑠樹愛。自分を愛して欲しい… 俺には何もできやしないけどただそっと見守ってるから…

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