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第97話

剣聖side 「んん…朱夏…」 朱夏の舌使いに酔いしれていると朱夏の表情の変化に気付く…あぁ…やっぱり…朱夏は… 朱夏の本当の思いに気付いてしまうと胸が締め付けられた…苦しい…痛い…どうして朱夏はそんなに不安なの?俺は絶対…離れないのに…消えていなくなるなんてこと無いのに…俺は朱夏がいない場所でなんて生きていけないのに…朱夏… モヤモヤと考えていて一瞬何が起こったのか理解が遅れた。朱夏が俺のを慣らしもしてない蕾に突き刺したのだ…ばか…それじゃあ朱夏が怪我してしまう… 「朱夏…ま…て…お前痛いだろ…」 「ったくない…いたくないもん!」 必死に首を振り奥へ奥へとギリギリと納めようとする。そうまでして…俺を… 「ばっか…やめ…」 「やだ!!」 「朱夏!わかったから…ちょっと待てって…」 「先輩…俺…」 「朱夏…」 「先輩…ん…」 男たちにやられた後だから割りとすんなり入ったけれどでもそもそもモノをいれる場所ではない。女みたいにとろとろに濡れる訳でもない。このままじゃ… 「朱夏!待てって!!」 おとなしくされるままだった俺が急に抵抗したから朱夏がとても悲しそうな顔をする 「いやっ!先輩」 そんな我儘…本当に…痛いな… 「バカ!怪我させたくねぇんだよ。ちょっと待ってろ」

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