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第99話
剣聖side
朱夏はまだ何か迷ってるようだ…だったら…
横になって隣をとんとんと叩く
「朱夏。ほら。寝よ?朱夏?」
おずおずと俺の元へ這ってきての腕の中に収まる朱夏。中心部が苦しそうだ
「朱夏。それ、抜いてやろうか?俺もしてもらったしな」
優しく触って安心してもらって果てたらきっと疲れて眠るだろう…
「ん…」
「気持ちいいことだけ考えて。ね?」
朱夏の表情が次第に官能的になり俺の俺もまた起き上がってる…気付かれないよう注意しながら囁く
「いきな…」
白濁を放った朱夏はゆっくりと瞼を閉じる。
「おやすみ…朱夏…」
自身ががとても痛いけどこれは自分でおさめよう…
「ふぅ…俺…頑張った…」
トイレで処理したあと朱夏の蕾を見るとやはり少し血が滲んでいたので軟膏を開けて手当てする。身動いだがそれも一瞬でまた柔らかい寝息が聞こえてきた。
その音を聴きながら俺も目を閉じた。
目を覚ましたとき、まだ朱夏は安心したように眠ってて安堵する。幾分か顔色も良くなった気がする。
色白の朱夏の頬を、さくら色の唇を、綺麗に閉じられた瞼をそっと撫で唇を落とす。
朱夏。こうしてお前が心を休ませることができる場所に俺がなるから…
いつかお前が過去のことを過去にできるまで…それから先も俺がずっと寄り添っているから…
離れる気はないしあの言葉に嘘はないけれどでも…お前が本当に愛する人ができたら俺はそっと見守るしかない。
お前が俺から手を離すとき俺は笑って見送る…それまではお前の隣にいさせて…
朱夏…どうしようもなく…愛してる…
髪を撫でていると朱夏がゆっくりと目を開けた
「おはよ。朱夏」
「せんぱ…今…何時…?」
寝ぼけ眼の朱夏がいつもよりもゆったりとした口調で話す姿はやっぱり可愛い
「うん。もうすぐ昼になるよ。まだ眠いなら寝てていい」
「先輩は?寝たの?」
俺のことを心配してくれるんだから…本当に…お前は…
「うん。寝心地のいい抱き枕あったからね!」
愛おしい…きっとこれがその想いなのだろう。きゅっと朱夏を抱き締めると朱夏が頬を染めた。照れてるのか?どこまでお前は…俺を…
「起きる…お腹空いた…」
ふふ…朱夏らしい…朱夏は以外に食いしん坊さんなんだよね。
「なら連絡するね」
「先輩」
離れると寂しそうにするから
「ん?手繋ぐ?」
冗談のつもりだったのに…
「うん。」
「本当に…可愛すぎ…」
本当に…お前はぁ…可愛すぎておそらく俺は今相当赤くなってるだろう…
やっぱり離れられなくて食事が運ばれるまで手を繋いでた。
食べるときも隣にくっついていた
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