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第108話

「ただいま…」 「ふっ…」 「何?何で笑ってるの?」 「いんや。ただいまが可愛かった」 「煩いです…」 ついたまに言ってしまうことがある。言った後でぶつぶつ独り言を言いながら部屋まで戻るのだ。 「怒んなよ」 「怒ってません」 先に先輩にお風呂使ってもらってある間に簡単に部屋を片付けた 先輩のプレゼントたちは様々なものが入ってた。そのほとんどは身に付けるもので… 先輩は以外にロマンチストだったんだなって笑みが漏れた。 ねぇ。先輩。俺ね貴方のこと好きです。 この関係が壊れてしまうのは怖いけれど…でも…始めなきゃわからないから…だから…貴方と… 「朱夏。お先…!っ…みたの?」 「みたよ。先輩って意外にこういうの好きなんですね。俺を着飾るものばっかり。サイズはどれもぴったり。そんなに俺をあなた色に染めたかったの?」 「…否定はしない…こういうの贈りたいって思ったのはお前だけだし…強請られたことはあったけど結局誰にもやってないし」 「先輩…顔真っ赤…可愛いです」 「んなっ!おまっ…」 「先輩。ずっとずっと思ってくれてありがとう」 先輩にキスをして抱きつく。 「俺も風呂いってきますね」 戸惑う先輩を横目にバスルームへ向かった。 今日は先輩に抱かれたい…きっとまた先輩は俺に遠慮して抱かない…でもすごくすごく…貴方と繋がりたい…ねぇ…先輩…貴方を俺にください

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