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第31話 初めての感覚

口を離し頬に口づけをすると、可愛い鳴き声が聞こえてくる。上下に動く細い肩に唇を滑らし、小さな脇腹を撫でるとアサの背中がが反りかえった。 「フッ…ァン…ッハァ!」 肩から首筋に舌を滑らせると、慣れない感覚に耐えるようにアサの指が俺の髪を引っ張っていく。痛みが感じられないほどの可愛い抵抗は俺を止めるには十分ではなく、その刺激でさえ心地よいものとなった。 「アサ、大丈夫だ」 「ウン…ンッ」 額を合わせ目を覗き込むと、頬を染めたアサが小さく頷き視線をそらす。乱れた前髪から覗く塞ぎがちの瞼は赤く染まっていた。 陶器のような肌が鮮やかに色づく様子に自分の心臓が脈を速めた気がした。乱れた髪が白いシーツに広がる様子でさえ俺を煽る材料のようだ。 「アサ…お前が欲しい…」 「ニール?ナ、二…?」 慌ててボタンを外す指が震える。拒む様子を見せないアサに気を良くした俺は開いたシャツの隙間を、鎖骨から胸元へと唇を寄せていった。 「ッン!」 透き通る傷のない肌の感覚を楽しみながら下へ下へと降りていくと、小さなに飾りにたどり着いた。吸い付くように舐めあげると、アサの腰と膝が浮き上がる。 「ァッアッ!ンッ、ィ…!」 可愛い反応に気を良くし見上げれば戸惑いの色を纏う瞳が俺を見つめていた。視線を外さないようにゆっくりと淡く色づく頂きを舐めあげると、手を震えさせながら口を押えるアサが目に映る。 「アサ、大丈夫だ」 「ン、ウン…」 するりとズボンを撫でると、アサ自身がしっかりと固く主張している。上下にゆっくりと手を動かし、臍に舌を滑らせると薄い腰がバタバタと揺れだした。

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