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キミがスキ!~痛む胸~
生臭い匂いとボクの口いっぱいにソレが入ってきて、喉にまで当たる。
苦しい。
「っふ、ぐぅううっ!」
「はいはい、大人しくしようね。口の中、やっべ、すげぇ気持ち悦い。イきそう……」
喉の奥深くに当たった先が、苦い何かを出した。
「んぅうううっ」
バタバタ足を動かしても、たくさんの人に抑えられていて、逃げることができない。
腰が浮かされ、布が破ける音がする。
やだっ! やだよっ!!
何をされるのかわからないけど、すごく怖い。
「小っせ……。この孔に挿れちまえばいいのか?」
お尻の孔に、何かが触れた。
「龍の男なんだろう? なんで此奴の孔は処女みたいなんだ?」
「美味しくなかったんじゃねぇ? 捨てたのかもな」
……捨てた。
人間達が言う声に、ボクの胸が苦しくなった。
龍サン、もしかしてボクを捨てたの?
あまりにも煩いから、嫌われてた?
そんな……。
胸がズキズキ痛む。
「慣らせば悦んで受け入れてくれるさ」
「でもよ、指でこんなキツキツだぜ? まずは指だな」
「んぅううううっ!!」
ボクの孔に挿し込んだ何かが、中を穿りながら、奥へと向かってくる。
苦しい。息ができない。
龍サン、龍サン。
目をつむれば、出てくるのは涙だ。
助けて、怖いよ。ボク、どうなっちゃうの?
だけど、龍サンは猫だった時みたいに助けてはくれない。
ボク、嫌われたから……。
「っふ、やぁああん、っぐ」
口に入れられているモノを吐き出そうと大きく口を開けると、より深く入ってくる。
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