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キミがスキ!~ずっと一緒?~
なんで? どうして? さっきはボクを傍に置いてくれるって言ったのに……。
顔色を窺えば、ちょっぴりほっぺたが赤い?
もしかして風邪ひいちゃった?
「どうなっても知らねぇぞっ!!」
平気。龍サンならボクをひどい目にあわせないモン。
ボクは広い胸に頬ずりをして、龍サンに甘えるんだ。
そうしたら、ボクの頭を撫でてくれる。大きな手。気持ちが良い。
猫だった時にしていたように、ボクは思わずゴロゴロと喉を鳴らしてしまう。
「……お前は猫みたいだな」
そうだよ。だってボク、今は人間だけど、猫だったモン。
龍サンにそう言ったら、驚かれるかな?
それもそれで面白いカモッ!!
**キミがスキ!・END**
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