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もしかして嫌われちゃった!?-一緒に遊べない-

 お口がにんまりしてしまうのは仕方ないよね、だってとても嬉しいモン!! 「はい!」  ボクがそう言うと、お爺ちゃんは目をまん丸にした。 「お前さんは俺が怖くないのか?」  怖い? 「ううん、怖くないよ? お爺ちゃんは龍サンとおんなじでとっても優しい!」 「……そうか。龍は好きか?」 「うん! お日さまみたいでとっても大好き!! だからお爺ちゃんもきっとお日さまだって思うの」  ボクがそう言うと、お爺ちゃんは何回も大きく頷いた。 「そうかそうか、どれ。一緒に遊ぶかい?」  お爺ちゃんはちょっと嬉しそうだ。  やっぱり龍サンとおんなじで笑わないけど、目元が優しくなった。  小さな木片を指して、ボクに聞いてきた。  だけど、ボク。これ、わかんない。 「でも、ボク。これわかんない」  せっかく一緒に遊んでくれようとしているのに、これじゃあ一緒に遊べない。  ……うう。一緒に遊びたかったなぁ。  人差し指を顎にくっつけてうんうん呻る。  だけどお爺ちゃんはあまり気にしていないみたいで、首を振った。 「なぁに、こうやって真剣にする遊び方もあるがね、これにはもうひとつ遊び方があるんだ」 「? もうひとつ?」  どういうこと?  お爺ちゃんの言葉に、ボクは首を傾げる。  その時だった。 「組長、失礼しやす!」  急に慌ただしい足音がバタバタって聞こえたら、一緒にこのお家に住んでいる男の人が障子を引いた。 「組長! 奴らが動きやした」  男の人の姿を見たお爺ちゃんは、ちょっと雰囲気が変わる。  ボクの背中がぴりりってした。 「わかった、てめぇら、しっかりやって来い。龍にツナギをつけて合流しろ。あとの判断はあいつに委せる」

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