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ひとつの褥~煽るな!~

「三毛、いいか?」 「ん、っふぁ、りゅうさ、りゅうさ……」  耳元でそっと囁けば、三毛はそれさえも快楽を感じたらしい。  俺の名を呼びながら何度も喘ぐ。  それを承諾と受け取った俺は、自分の欲望を解放してやる。  すっかり解れた蕾へとゆっくり挿入する。 「っひ、あっ! 龍サ……あああああっ!!」  三毛の中は焼けるように熱かった。  そして俺を締めつける内壁はやはり狭い。  ものすごい締めつけに、すぐに達してしまいそうになる。  もっと動きたい。  三毛の中をたっぷり味わいたい。  だが、三毛は今でこんな状況なんだ。  俺が好きなように動けば、おそらくは三毛の身体に多大な負担がかかってしまう。  焦らないで、ゆっくり……。  俺は三毛に極力負担をかけさせたくなくて、自分に言い聞かせながら最奥を目指す。  凝りがあるそこを、亀頭で擦ってやる。 「やっ、そこ、擦っちゃやあああっ!」  三毛は身体を反らした。  内壁は俺をさらに締めつける。  攻めているのは俺の方なのに、逆に攻められているような気分だ。 「俺を煽るな、加減ができなくなる」  ぼそりと耳元に囁けば、三毛は大きな目に涙を溜めていやいやを繰り返す。  可愛い三毛。  三毛が欲しい。  もっと奪いたい。  凝りを擦る速度を少しずつ速め、三毛を追い立てる。  その度に、俺を受け入れている三毛の内壁に先走りが注がれ、水音が放たれる。 「やっ、あおってなっ! りゅうさ、も、ボク、へん。これなにっ? もうやああっ!」

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