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おふとんひとつ。① ※ひとつの褥。よりside:三毛

 ★  わ~い! 「わ~い、龍サンと一緒、龍サンと一緒!!」  お日さまバイバイ。  お月さまこんにちは!  みんなおやすみしている今。  ボクは枕を持って龍サンのお布団の中。  嬉しいな。  お久しぶりの一緒だよ!! 「龍サ~ン」 「うわっ!!」  ボクはすごく優しそうに見下ろしてくる龍サンが好きで好きで。  いてもたってもいられなくなってギュってする。 「えへへ、龍サンだ……」  スリスリ。  龍サンのお胸にスリスリする。  そしたら、  パフン。  ボクは龍サンに抱きしめられた。  龍サンのお口がボクの口を塞ぐ。 「っんぅ……」  突然のキス。  息ができなくて口を開ければ、龍サンの舌が口の中に入ってきた。 「っふ、んっ、あっ!」  なに?  こんなキス、ボク知らない。  お腹の奥がジクジクする。  龍サンの身体がボクに引っ付いた。  えっ?  やっ! 「やっ、待って」  びっくりして龍サンの胸板を押し上げる。  待ってってお願いしたら。 「待たない」  龍サンの手がボクの下着をくぐり抜ける。 「あっ!」  龍サンはボクの胸を撫でた。 「ひゃっ、龍サ……!」  声を上げたら、龍サンはボクが着ていたお洋服を捲り上げて、お口に含む。 「あっ!!」  どうしよう。  どうしよう。  ボク、へんだよ。  おかしいよ。  腰がビクンってお布団から浮いた。 「やああっ、そこ何も出ないのに……」  胸の蕾のひとつをちゅうちゅうって吸ってくる。  もう片方の蕾は摘まれて……。  クニュクニュされる。  悲しくないのに涙が出てくる。  どうして?

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