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おふとんひとつ。③

「いたっ! 龍さ、いたいっ!」  どうしよう痛いって言っちゃった。  でもお願い。  止めないでほしい。  ボクは必死に龍サンの背中にしがみつく。 「もう少し辛抱しろ。ここを触ってやるから」  龍サンは片方の空いた手でボク自身を扱く。  どうしよう。  扱かれたらもっと大きくなっちゃう! 「やっ、そこ、あっ!!」  恥ずかしいのに、  龍サンに触れられてるって思ったらすごく嬉しい。  龍サンにならいいよ。  信じられる。  もう後ろを弄られても痛くない。  それどころか、ボク自身からじっとりと蜜が流れていく……。  龍サンの手が動くたびに、ボクを触っているそこから水音が弾き出る。  ボクの蜜で龍サンの指がお月さまの明かりに照らされて光ってるよ。  ヌチャヌチャ言ってる。 「……ふぇえええ」  恥ずかしい。  恥ずかしいよ。 「龍サ、龍サ……」  ボク、どうしちゃったのかな。  おかしい。  涙が出てくる。 「やっ、龍サ……っひぅうっ!」 「三毛、すごく可愛いよ」 「あ、あっ!!」  ボクがヘンな声を出したら、後ろを弄る指がもっとずっと奥に入る。  そしたらね、ボク。  もっとおかしくなっちゃうんだ。  龍サンの指が中にある、一箇所に触れた時。 「りゅうさ……あっ、うっ。そこ、なに? やだあああっ!!」  ボクの身体に強い刺激が走った。  身体が大きく反れちゃう。 「凝りのここ、悦いだろう?」  ヌチャ、ヌチャ。  お水を含んだような音がする。 「やっ、そこ、だめっ、っひゃあああうっ!!」

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