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第66話 昂揚 Ⅴ

気持ち良い キモチイイ もっと モット 体の熱が全然取れなくて、キスをしながら ゆうごの下半身に手を伸ばした 硬くなってる… 嬉しい…欲しい… コレで奥まで掻き回されたい… 「…ゆうご」 早く挿れて… そう思って見つめても、繰り返しキスされるだけで かなり焦れったい もしかして嫌なのかもと不安になった時、ゆうごに膝から降ろされた僕は そのまま椅子に座らされた 「此処だと ゴム着けられないから ベッド行こ…⁇」 良かった…嫌がられてない… ホッと胸を撫で下ろした僕は 何度も何度も頷いた ゆうごは シャワーの蛇口を捻り 僕に温水を当ててくれたが、この程度の刺激でも 体がビクビクと反応して恥ずかしい 「…ん…あ‼︎…ゆ…ご……からだ…あらった…」 「うん…でも 今俺が ぐちゃぐちゃにしちゃったから…」 ゆうごは更に ボディーソープを手に取って僕の体の上を滑らせて行くけど、触られる度に 僕のアソコから液体が溢れてしまって、折角ゆうごが洗ってくれているのにあまり意味が無かった様にも思う 「…ゆ…ゆうご……も…むり…だよ…ぉ…」 「…ん…もう上がろ…⁇」 そしてまたシャワーをかけられた瞬間、僕は盛大に イッてしまった 「…あ…は…」 恥ずかしいという感情すら掻き消される感覚 息をする度 ピクピクと体が勝手に震え、自分 一人では まともに座る事も出来なくて、またゆうごに寄りかかってしまった 「創…大丈夫⁇」 「…う…ん…」 ボーッと目の前を見ていると、ゆうごの黒い服が 白く汚れているのが目に入ってきた 最初こそ、何だろう…なんて呑気に考えていたけど、数秒後には 自分が今まで 無遠慮にゆうごに向かって射精していた事に気が付き、サーッと顔の血の気が引いていくのが分かった 「ゆ ゆうご‼︎ ふ…ふくが…」 「ん⁇」 「ぼ ぼくのせいで…ごめんな…さ…」 ゆうごは チラリと下を見て「ああ」と小さく呟いた後 ニコッと笑ってくれた 「大丈夫だよ 服なんて洗えば良いんだし」 ゆうごはシャワーを止めると 着ていた物を脱ぎ、水分も多く含んでいた服を 側にあった桶に入れると、先に脱衣所に行ってしまった その後を追いかけたいのに 力が入らない でも 直ぐに戻って来てくれたゆうごは バスタオルで僕を包むと、そのまま抱き上げてくれた 部屋に戻り 柔らかいベッドにゆっくり降ろされて、ゆうごの体重が 僕の上にのし掛かる たったそれだけで また達してしまいそうな位 気持ち良い 「創…」 「…ゆうご」 キスをしながら お風呂場とは比べ物にならない位 激しく体を弄られた そしてベッドに来て 数分もしない内に、ゆうごが僕の中に入ってきてくれて、その瞬間に 僕はまたイッてしまった 「…創⁇ 挿れただけなのに イッちゃったの…⁇」 「…あ」 「…可愛い」 虚ろになっていく視線の先のゆうごが、兎に角ものスゴく綺麗で 色っぽくて、触れられる場所全てに 快感の波が押し寄せてくる 「んん‼︎ あ‼︎ ゆうご‼︎」 その波に諍う事無く 僕はゆうごに 溺れていった

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