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第72話 蜜月
「創…
コレ 佐倉が貰ってきてくれたから 飲も⁇」
抑制剤をシートから取り出し 水と一緒に差し出したが、創は グッタリと身体を横たえているだけで何の反応も返ってこない
視点は 辛うじて俺を捕らえてはいるが、起き上がる気力が無い様に見える
まぁ 当然だよな…
先程ゴミ箱に捨てた空箱を見て 一人納得していた俺は 手にあった物を口に含むと、水と 一緒に 創の口の中に 流し込んだ
ちゃんと飲み込む音がして ホッと胸を撫で下ろす
「…ゆ……ご…」
飲んで直ぐ効く訳でもない為、創がまた強請る様に 俺に擦り寄って来て、項の方から香ってくる芳醇な匂いに 俺の下半身もまた反応を示し始めている
「身体 辛くないか⁇」
「…ん…へ…き…」
それよりも 早く もっとと言葉では無く 動作でせがまれ、細い髪に指を通しながら 額から順に唇を寄せた
「ん…ふ…ぅ…」
舌を絡ませながら 二つ目の箱に手を伸ばし、素早く開封して 中から袋を取り出すと、また自分のモノに被せた
そのまま創の脚を左右に開こうとすると、ピクピクと痙攣している事に気が付き、脚から手を離して 額や頬に また何度か口付けた
「脚 疲れただろ⁇
後ろからか 座りながらにしよ⁇」
俺がそう提案すると 創は俺の頬を力無く触った
不意打ちのその行為に ドキッと心臓が震える
「…かお…みながらが…いい…」
微笑みながらそんな事を言われて、心臓が矢で射抜かれる様な感覚がした
込み上げる愛しさを抑えきれず、一度ギュッと抱き締めた
華奢な身体を抱き起こして 俺の方に寄りかからせ、腰を浮かせると 割れ目に手を伸ばした
すっかり蕩けきっている其処は、愛液で太腿まで グチャグチャで、そのままゆっくり腰を下ろさせると 難なく俺自身を飲み込んでいく
「あ…きも…ち…」
頭と腰を押さえながら 奥まで突き上げると、虚ろな瞳で 口をパクパクと動かしている
その隙間から見える紅い舌が美味しそうで、味わう様に自分の舌を差し入れた
小さい舌をチュッと吸うと 中もキュッと締まって、何て可愛いんだろうと思う
「…んん…う…ふぅ…」
口を塞ぎながらの行為はとても苦しそうで、酸欠になる前に口を離し 細い身体を抱き締めながら最奥の壁を何度も突き上げた
「あ‼︎ だ…め‼︎ イッちゃう‼︎」
「俺も…イきそう…」
創が大きく身体を震わせて ドライオーガズムに達すると、中が俺から全てを搾り出す様に締まった
その動きに合わせる様に、俺は今日 何度目か判らない白濁液を吐き出していた
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