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第114話 防疫 Ⅵ
「…ん…あ…」
ベッドの上で 創を組み敷くと、耳から順番に 全身に口付けた
首筋から下がっていき 手の指から足の甲まで、キスをしたり舌を這わせたり、兎に角 白い身体全てにマーキングしたかった
「…ゆ…ぅ…ご…」
チュッと音を立てる度に、創がピクピクと動くのが 愛しくてしょうがない
「…あ……や…」
「…嫌⁇」
「……う……やじゃ…ない…」
「…良かった…力抜いてて⁇」
内腿に吸い付きながら 目線を前に向ければ、綺麗なピンク色の創自身が見えた
髪と同じ色の毛が ふんわりと生えてはいるが、普通の人よりも 其処の形が良く分かり 何だかイケナイ事をしている気分になる
根本からねっとりと舐め上げて、先走りの汁を啜りながら口に含むと 創から甲高い声が上がった
「あ‼︎ んんん‼︎」
体中の愛撫に限界だったのか、直ぐに口の中に 苦味が広がった
全部出切ったのを確認すると ゆっくりと引き抜き、今し方出した液体を 後ろの蕾に塗り付けた
「…指 挿れるよ⁇」
頬を紅潮させながら 小さく頷いたのを見て、人差し指を ゆっくりと射し込んでいく
「…あ‼︎」
コリコリと前立腺を刺激すると 俺の腕を弱々しく掴んで来た為、左手だけ絡めながら ピンク色の唇を塞いだ
「ふう‼︎ んんん‼︎」
くぐもった声と一緒に 中もキュウキュウ絡みついて来て、内側からも甘えられている様で スゴく可愛い
つい そそり立つ自分自身を 創の太腿に擦り付けてしまった
「…は…っ…ぁ…佑…吾…」
強請る様に揺れる瞳に ゴクリと喉が鳴る
額に軽く口付け ベッドサイドに手を伸ばすと、創が俺の手を掴んだ
「…それ…つけないでシテ⁇」
「え⁇…でも」
「…お願い」
「…創」
宥める様に頭を撫でると 創からポロッと涙が溢れ落ちた
拭おうと手を下にずらすと その手に創が擦り寄ってきて、その色香に 頭がクラクラした
「…お願い……中も…佑吾で消毒してぇ…⁇」
発情期じゃない創に 理性の糸を切られたのはこれで二回目だった
「…っ‼︎ 創‼︎」
興奮冷めやまぬ俺は 細い脚を肩に掛け、そのまま欲望の塊を 創の中に侵入させた
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