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第115話 防疫 Ⅶ

「あ‼︎ あ‼︎ 佑吾‼︎」 「…創……可愛い…」 必死で俺にしがみつく創に 愛しさ以外感じられない 創の中は 温かくて とろとろで 気持ち良くて、俺にも絶頂の兆しが 見え始めていた 「…創…本当にこのまま大丈夫…⁇」 俺の問い掛けに 何度も頷く創を強く抱き締めると、最奥まで突き立て そのまま腰を震わせた 「…あ」 喜悦の声を上げた口を塞ぎ そのまま創の上に倒れ込んだ 小さい舌を吸い上げると、創の中が もっとと言わんばかりに締め付けてきて 出したばかりだというのに、また熱が集まり出している自分に 若干引きそうになる 「…佑吾…佑吾…」 涙目で俺の肩に擦り寄って来る創 その愛くるしさに 堪らずキツく抱き締めた 「…創…このまま…もう一回シテ良い⁇」 「…うん…いっぱい…して…⁇」 創の前髪を掻き上げて 其処にキスをすると、少しずつまた腰を動かし始めた 先程よりも粘着質な音が響き 耳まで犯されている様な感覚がする 「…あ…ゆ…ご…」 「…創…好きだよ…」 「…僕も……好き…」 その言葉を口にした瞬間、創の目から またボロボロと涙が溢れ出してきた 好きという言葉を口にして こんな風に泣くのは 今まで出逢った中では 創だけだった その心中は 多少察する事は出来ても、全てを掌握する事は難しく 哀憐の情を俺に起こさせる 結局俺は 抱き締めたり 頭を撫でたり、その程度の事しか出来なくて 心底もどかしい もっと創の気持ちが楽になる方法を 誰かに請いたい位だ 「…創 大丈夫⁇」 「…へ……き…やめないで…」 「でも…」 「お願い‼︎」 真珠の様な涙に触れると 俺の両手が痛い位強く握られ、創の心の底からの感情を 少しだけ見れた様な気がした 「お願いだから……何も考えられない位…僕の事 めちゃくちゃにして‼︎」 初めてのお強請りに 激情に駆られた俺は、創の腰が逃げない様に 頭を抱き抱える様な形を取ると創の中を 冒涜し続けた

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