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第116話 防疫 Ⅷ

「…はぁ」 あの後 結局何回も中に出してしまい、創が失神するまで犯し続けてしまった 結合部からは 自分でも引く位の白濁液が 流れ落ちている 創の乱れた前髪を軽く整えながら、この後どうしようかと考えを巡らせていた ココには 長居するつもりは無く、創が起きたら シャワーを浴びて帰ろうと思っている 「…よし」 取り敢えず 服の調達に行こう 俺のスーツも汚れてしまった為、一緒に買ってしまおうと思った 「これで大丈夫かな⁇」 机の上にメモ書きを残し 軽く身なりを整えると、鍵を持って部屋を出た 外に出ると 適当な服屋に入り、自分のと創のを ささっと購入し 会計を待っている間、近いうちに 創に携帯を持たせようと考えていた 今日は 偶々物井が 一緒に居てくれたから見つけられたけど、俺 一人だったら きっと今も探し回っていたと思う これから 外に行く機会も増えるだろうし、連絡手段があれば 少しは安心出来る様な気がした でも本当は 「お待たせ致しました」 店員に紙袋を差し出されて ハッとなり、軽く会釈をして店を出た後、隣のコンビニで日焼け止めを手に取りながら 先程の乱れた創の姿を思い出していた 『佑吾』 笑顔と泣き顔が交互に浮かんで 複雑な気持ちになった レジの前で小銭を取り出そうとした時、誤って数枚床に落としてしまい 慌ててそれらを拾い上げた 会計を済ませ 釣り銭をコインケースにしまいパチッと蓋を閉じた時、創の事も こんな風にしまえたら良いのにと、そんな事を考えた自分自身に ゾッとした 「…ダメだな 俺」 そう呟いた後 何度か大きく息を吐き、小走りで 創の居るホテルへと戻った

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