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第38話 理性

何だろ… 下半身にすごい違和感… 俺 疲れてんのかな… でも… すごい気持ち良い… 「…んん」 下に手を伸ばすと サラッとした質感が指の間を通った ここ数日何度も体感していたその柔らかさに、俺は パチッと目を開けた 上半身を起こすと あり得ない箇所に創の頭が見えて、何が起こっているのか 理解するのに 時間が必要だった 「そ‼︎ 創⁉︎ 何してんの⁉︎」 「…ん…ゆ…ご……ひも…ち…⁇」 「…え…や……き…気持ち良い…けど…」 とろんとした瞳の創が 俺のを咥えているのは、視感的に かなりくるものがあって 吐息が触れるだけで、ビクッと腰が跳ねた 「…はぁ」 コレは…マズイ… 最近 忙しかったのと創がいた事もあって、全くヌイていなかった俺は、既に絶頂の兆しが見え始めていた 「…創…もう…出るから…」 離す様にと頭を撫でると 逆に深く咥え込まれた その瞬間 ブルッと体が震え、そのまま創の口内で 吐精してしまった 「…う……あ…」 射精後独特の怠さに襲われ 一瞬ボーッとしてしまったが、直ぐにハッとなって体を起こした 「悪い‼︎ 創‼︎ 今直ぐ出して‼︎」 俺が手を出すと 創は口をキュッと引き結び、次の瞬間には ゴクッと喉を膨らませていて、その姿に サーッと血の気が引いていく音が聞こえた 「ちょ‼︎ 何飲んでんの⁉︎ あぁ もう‼︎」 つい創の口を 袖口で ゴシゴシと擦ってしまった 焦りまくる俺の手を 創がギュッと握ってきて、上目遣いで ジッと見つめられた 「…ゆうご」 その時 俺の中の理性の糸が プツッと切れる音が聞こえて、気が付いたら 俺は創を押し倒していた

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